ベアリングを選ぼう!!!

トラックを選ぼう Leaps skateboarding

ベアリングはウィールを回転させるためのパーツです。各ウィールに2つずつ、合計8つのベアリングを1台のスケートボードで使用します。スケートベアリングは全て同じサイズで、どのスケートボードウィールやトラックにも装着できます。ベアリングは種類も豊富で、その価格帯も安いものでは2000円ほど、高いものになると15000円を超える高価なモデルも存在します。自分のスタイルと予算に合ったベアリングを探してみましょう。

― ベアリングを選ぶ3つのポイント ―

  • 1. ABECはあまり気にしない!予算にあったベアリングでOK!
  • 2. ベアリングは手入れすると長く使える!
  • 3. 各ブランドの特徴で選ぼう!

―ABECとは?―

ABEC(エイベック)とは工業規格でベアリングの精密度を数字にしたものです。ABEC 3、5、7が多くその数字が大きくなるほど精巧に作られています。精巧に作られたベアリングは摩擦が少なくスムーズに回転します。ただ、このABECはスケートボードベアリングだけの規格ではないため、スケートボードでの使用を想定されていません。激しい衝撃や、悪環境での使用に耐えうる必要があるスケートベアリングにとって、ABECは一つの目安程度と考えて良いでしょう。人気のBONESやBRONSONといったスケートベアリングブランドはABEC規格を採用しておらず、独自の規格でラインナップを展開しています。

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―スチールとセラミック―

スケートボードベアリングに使用されている材料はスチールとセラミックの2つがあり、 ベアリング内部のボールの材料を指します。 ほとんどのベアリングにはこの6つ〜8つの金属製のボールがあり、スチールベアリングと呼ばれ、使用されるスチールやその他の部品の品質によって、それらの速度と耐久性が決まります。セラミックベアリングには、より軽くて強いセラミックが使用され、摩擦が少ないため回転が早く耐久性が高いという特徴がありますが、セラミックベアリングはスチールベアリングと比べ高価です。最初はあくまで「壊れたら交換するパーツ」と消耗品感覚で安いスチールベアリングを選んでも問題はありません。もちろん最初にセラミックベアリングを購入して長く使うというのも良いでしょう。

― ベアリングも手入れ次第で長く使える ―

ベアリングには摩擦抵抗を抑えるために潤滑油が使用されており、グリスタイプとオイルタイプがあります。グリスタイプはクリーム状の潤滑油で、最初から充填されているものをそのまま使い続けることができます。オイルタイプは粘度が低く流れ出てしまうので、定期的なメンテナンスが必要になります。オイルタイプとグリスタイプを見分けるには手で回して、シャーという音を出して回る方がオイル、逆にグリスタイプは粘度の高い潤滑油を使用しているのであまり回りません。

ウィールを選ぼう Leaps skateboarding

―自分にあったブランド選び―

スケートベアリングも各メーカーより様々な性能も持ったベアリングが発売されています。SWISSBONESは、その高い性能から長年多くのスケーターから支持を得ている王道のベアリングです。そのBONESに対抗して作られたと言われるBRONSONからはシールドレス、つまりボールが剥き出しの状態のRAWと呼ばれるベアリングが発売されており、メンテナンスのしやすさとその心地よい回転音で人気です。他にも安価でセラミックベアリングを発売しているANDREベアリングや、回転数に定評のある国産のTHE BEARINGなど、沢山のメーカーから商品が出ているので、予算と自分のスタイルにあったベアリングを見つけましょう。

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